■北ヨークシャーの小さな村の住民宅に、毒筆の手紙とされる差出人不明の不気味な手紙が届いている。

被害者のひとり、ブレンダ・ハーディさんはこう続ける。「一部の手紙は夫と教区評議会での活動について触れられており、また他の手紙は村の住民について書かれていました。本当に酷い内容で話すのもはばかられます」。手紙を受け取っていたのは、ブレンダさんの夫のビクターさんだけではなかった。この小さな村では少なくとも10人の住民、主に教区評議会のメンバーが毒筆の犠牲となっていた。
先週、この出来事は英国内だけでなく世界でも報じられた。ガーデンセンターで働くビバリーさんは「こんなに長い間続いていたなんて信じられない。今になってやっと知ったんです。狂っている!」と驚きを隠せない。教会の前でバスを待っていた2人の女性は「ここは本当に素敵な場所でやることがいっぱいあるの。でも今やこの村のニュースがインドにまで届いてるんですって! 昨日になってようやく知ったの」。郵便配達員のクリスさんは「昨日、他の配達員から聞いたんだ。僕がその手紙を配達していたかもしれないって。考えただけでぞっとするよ。わからないもんだよな。気分が悪いよ。本当に変な人がいるもんだ」と言って肩をすくめた。
封筒はすべて同じ。特に目立った消印はなく宛名は丁寧にタイプされている。相当な手間をかけて作成しているようだ。「誰が」という疑問は別として「目的は」という疑問には少し答えられそうだ。一般論として根源は地元の政治に関係しているようだ。
近年この村で多くの悪感情が渦巻いていることは間違いない。教区ホールのリース契約や村の中での建設計画に関連する議論があり、退任する教区評議員と新任評議員の間で衝突が何度かあったという。昨年、古参の評議会メンバーが1人を除いて全員解任され新しいメンバーに入れ替わった。投票日には警察が2回も呼ばれた。また、村のホールと教会の間にも緊張があった可能性がある。クリスマスツリーと点灯式が、12世紀に建てられた教会から村のホールに移されたことに関係しているという。前出のブレンダさんは「2年にわたって続いてきた毒筆の手紙が公にされたことは良いことなのかもしれません。この手紙を書いた人はこんなに悪意に満ちた言葉を紡ぐ前にもう一度考え直すかもしれない。今こそコミュニティが一致団結して、被害者たちを支え、思いやりを示す時です。クリスマスツリーや刺繍、絶え間ない地元の政治的な騒動をめぐる小競り合いを終わらせることができるかもしれません」と前向きにとらえている。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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