今までの常識を破る!? ワインを美味しくする20/20ルールとは? その2

■「メトロ」紙のドリンク・エディターを務めるロブ・ベカーヴェンさんは、従来の飲み方は「厳密には正しくない飲み方だ」と主張する。同氏が提唱する「20/20ルール「とは?「メトロ」紙(電子版)が報じた。
その1はこちら

ベカーヴェンさんはこう続ける。「一方、白ワインとロゼワインでは温度を上げることで風味成分が蒸発し、すぐに私たちの鼻を通って嗅覚神経に届きます。同様に赤ワインの温度を下げることで知覚されるアルコール度を抑え、風味をバランスよく保つことができます」。

「私たちの舌の上部と側面には約4000個の味蕾(みらい)があり、約1万の味を識別することができます。温度は酸味、甘味、苦味、渋味を感じるセンサーに大きな影響を与え、私たちの『快感受容体(pleasure receptors)』が適切に機能するのを阻害します。あなたが悪いのではありませんから自分を責めないでください。バーやレストランでシャブリのボトルを注文するとすぐにアイスバケットに入れられます。ソムリエのせいでもありません。彼らは客の要望通りキンキンに冷えた状態にして白ワインを提供しているだけです。同様に赤ワインのボトルもあなたの目の前で栓が開けられ、室温がどうであれ早く飲みたいと言う客のニーズに応えるため素早くグラスに注がれます」。


ワインを美味しく飲むための20/20ルールとは?

「20/20ルールとは何か。どのように問題を解決するのでしょうか?それはとても簡単なルールです。白やロゼのボトルの場合、飲む20分前に冷蔵庫から取り出すことです。赤ワインのボトルは逆に飲む20分前に冷蔵庫に入れるだけです。必要なのはタイマーとワインと冷蔵庫だけ。もしあなたがレストランでこれを読んでいるならアイスバケットの中の白と赤を交換してください。20分オン、20分オフです。信じられないという方は3つのグラスを用意し、1つは過冷却、もう1つは不十分な冷却、もう1つは完璧な温度で試してみてください。違いがお分かりいただけるはずです」。

以上がベカーヴェンさんの主張だ。すぐにでも飲みたい飲ん兵衛としては、20分も前に冷蔵庫に入れたり出したりなんて、メイドさんでも雇わない限り出来やしない。自分が美味しいと思うやり方や温度で飲むのがいいと思うけど、興味が湧いた方は今夜にでもグラスを3つ並べてお試しください。ウンチクとして覚えておいて損はなさそうだけど、酒席でやたら披露すると猛反撃にあいそうだから要注意。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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