タイタニック号の悲劇…予言の書があった! その2

■北大西洋上で氷山と衝突して沈没したホワイト・スターライン社の豪華客船「タイタニック号」の事故や、日米間の戦争の勃発を予言するような小説を書いた米国人小説家がいたことが分かった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
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1898年に発行された「Futility」の初版本=写真左=と、サウサンプトン港を出港するタイタニック号=同右。

小説家の名前はモーガン・ロバートソン。ロバートソンは船会社が利益を優先するあまり、乗客の安全性が軽視されていることに憤慨。人類への警告としてこの小説を書いたという。そしてそれはまさに現実となった。ロバートソンは小説を書くにあたり、自分は霊(spirit)に操られており「遠く大いなる静寂の中にいる主から囁きのような命令が聞こえて書いた」と主張している。新聞社の編集者たちは彼が正気ではないと判断。ロバートソンはニューヨークの精神病院に入院させられ、およそ2ヵ月で退院した。

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日米開戦も予言!?

ロバートソンは50代前半までニューヨークの「サタデー・イブニング・ポスト」紙で定期的に執筆していた。1905年、日米間の戦争を描いた小説「潜水駆逐艦(The Submarine Destroyer)」を出版。フィリピンとハワイに向かう米艦隊を日本の艦船が宣戦布告せずに攻撃。サンフランシスコ奇襲を目論む日本の侵略艦隊を主人公が拿捕した日本の艦船を使って阻止するという内容だった。他にも潜水艦、飛行船、ロケットが英独間の戦争で使用される小説も書いている。

ロバートソンは第一次世界大戦が勃発した翌年の1915年3月、休養のため訪れていたニュージャージー州のホテルの一室で死んでいる所を発見された。手をオーク製のドレッサーに置き、開いた窓から大西洋の海を見つめながら立ったまま死んでいた。死の数日前、ロバートソンは友人の新聞記者に「私は船乗りから作家になった人間です。デッキからデスクの上へ置かれ、、デスクから研究室に押し込められた。そして今、自分が本来属している海に戻りたいと感じています」とメッセージを残していた。ロバートソンの小説はこれまでほとんど日の目を見ることはなかったが、銀行家のサイモン・ヒューイット氏が偶然発見。1998年に再出版された。現在、書店やオンラインで様々なフォーマットで入手可能だという。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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