
世界でも先駆けて近大郵便制度を確立させた英国。明治政府が取り入れたのも英国の郵便制度だったことをご存知の方も多いだろう。街並の一部として溶け込んでいる赤いポストは、派手さはないものの、英国民の暮らしの一部を支える大切な存在といえる。ところが、そのポストが窃盗グループのターゲットになっているという。BBCが伝えた。
狙われているのは、一般的な円筒型のものではなく、写真にあるような金属製パイプの上に四角い箱をのせたタイプ。この金属製パイプ部分を電動ノコギリなどで切断し、箱型部分のみを持ち去るという。
加えて、狙われるのは設置年度が古いもの。郵便ポストには設置時に、時の君主の「サイファ」が刻まれる。サイファは君主を示す印(シンボルマークともいえる)として、政府機関や公的書類、郵便ポストなどに使用されるもので、アルファベットのみ、あるいはそれに数字を加えたものをデザイン化したもの。「C」「III」「R」を組み合わせた、チャールズ3世のサイファが9月末に公表されたことをニュースで見た読者は多いことだろう。
現在、英国全土に11万5000の郵便ポストがあるとされ、そのうちの6割には、エリザベス2世の治世下に設置されたことを示す「E II R」が刻まれている。狙われるのは、ジョージ5世(「GR」)、あるいはヴィクトリア女王(「VR」)、ジョージ6世(「G VI R」)など、エリザベス2世以前の君主の時代に設置された郵便ポスト。
英国内外のオークション・サイトなどに出品されるケースもあり、中には3万4000ポンドの高値がついた例も報告されている。ロイヤル・メールでは、古くなった郵便ポストについては、新しいものと入れ替えたあと、博物館に譲る以外は独自の保管庫で管理する方法をとっており、巷で出回っているものについては、正当な方法で入手されたものであることは、ほぼないとコメント。所有を熱望するコレクターが少なくないことが、窃盗被害を招いているわけだが、公共の財産を盗むのも、それを闇マーケットで購入するのも犯罪であることは言うまでもない。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』