スコットランド女王メアリー、斬首直前までつけていた十字架の鎖、盗まれる

■エリザベス1世の暗殺計画を立てたとして、1587年にノーサンプトンシャーのフォザリンゲイ城で処刑された、スコットランド女王メアリー・ステュアート(Mary Queen of Scots)。彼女の貴重な所持品が、ウェスト・サセックスにあるアランデル城の展示室から盗まれたことが分かった。BBC(電子版)が報じた。

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事件が起きたのは、ロックダウンが緩和されてアランデル城の一般公開が始まってから4日後の21日(金)、午後10時30分。けたたましいアラーム音が鳴り響き、警備員が展示室の一室に駆けつけたところ、キャビネットのガラスが割られ、貴重な展示品の数々が盗まれていたという。窃盗犯は窓から侵入したと見られている。

盗品の中には、敬虔なカトリック教徒であったメアリー女王が、斬首される直前まで首から下げていたと伝えられる金の十字架の鎖部分や、即位の際に使われた戴冠式用のカップなどが含まれており、100万ポンド以上の価値があるとされる。

警察はアランデル城近くに放置され燃えていた車(4W)が、この事件に関与しているとみて捜査を進めている。

スコットランドからイングランドへの逃亡時や処刑後に、「カトリックの殉教者」としてまつりあげられないように、女王の所持品は燃やされて破棄されたため、現存しているものは非常に少ない。アランデル城の広報は「金銭的にも価値がありますが、歴史的にも計り知れないほど貴重で重要なもの」として、返却を訴えている。

ジャーニー関連記事「処刑されたスコットランド女王、メアリー・ステュアート」もご覧ください。
https://www.japanjournals.com/feature/great-britons/12422-mary-stuart-2019.html

本紙編集部が制作したユーチューブ動画もご覧ください。「エリザベス1世暗殺計画 『バビントン陰謀事件』の全容―ふたりの女王 エリザベスとメアリー」。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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