フィリップ殿下の生涯…毒舌で振り返る!?

■17日にウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で葬儀が行われた、エディンバラ公フィリップ殿下(享年99)。2017年に公務から引退するまで、単独の公務だけで2万2,189件をこなし、5,496回のスピーチを行ったという。エリザベス女王を73年余りにわたって支え、英王室に大きく貢献したことは誰もが認めるところだ。

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一方、98歳の誕生日に、「100歳にはなりたくない、ぞーーっとする」と発言したのをはじめ、よくいえば歯に衣着せぬ発言、悪くいえば失言を数多く残した人物でもあった。

英国の公共放送BBCが、同殿下の逝去後ほどなくして「Prince Philip: In His Own Words」という記事をウェブ上にアップした。失言の数々を集めた記事で、その数78。報道されたものだけを集めたと思われるので、実際にはもっと多かったと推測される。機知に富む、豊かなユーモアのセンスに恵まれているなどと肯定的な見方も多いが、側近の人々やバッキンガム宮殿の広報関係者は、殿下が公務に出かけるたびにハラハラしていたかもしれない。あるいは、諦めて、何が起こっても動じないようになっていたかのどちらかだろう。

ただ、フィリップ殿下は、相手を攻撃したり傷つけたりしたくて、そうした失言を繰り返していた訳ではない。その場の空気を和ませたくて放つジョークが、人種的偏見や、性差別、身体障害者への無神経なコメントと受け取られ、物議をかもす結果を招いてきたといえる。王室メンバーとしてはやはり思慮が足りないと言われればそれまでだが…。殿下のそうした発言のうち、日本人にも理解しやすいものをいくつかご紹介したい。

"If you stay here much longer you'll all be slitty-eyed." 1986年

中国に滞在している英国人留学生に対して「これ以上(中国に)いると、目が細長くなる」

●フィリップ殿下の失言というとまっさきに挙げられる、もっとも「有名」なものがこれ。中国訪問時にまさかの大失言。英メディアも大きく扱った。後年、殿下は「大きく取り扱われ過ぎ」と述べたというが、中国は不快感を示していたと報じられている。

"You're not wearing mink knickers are you?" 1993年

活躍する女性ファッション・ジャーナリストに対して「ミンクの下着をはいているのでは?」

●カナダのトロント訪問時の発言。件の女性ジャーナリストは寛容で、後年、このジョークについて「殿下はその場を和ませる術に長けている」とコメント。ちなみに、この手のジョークは他の公務でも放っていた模様で、スコットランドで「あなたはタータン柄の下着を持っているのでは」と、同様のセクハラ発言をしたことが記録されている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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