■ ポロの世界大会を観戦したエリザベス女王と、ロック・バンドX JAPANのYoshikiの間であわやの珍事件が発生。その瞬間が動画や写真にバッチリ記録され、英各メディアが報じた。
冷や汗ものの事件が発生したのは、6月23日に「ウィンザー・グレート・パーク」にある「ガーズ・ポロ・クラブ」で行われた、ポロの世界大会「ザ・ロイヤル・ウィンザー・カップ」の決勝日。 例年大会最終日の決勝戦には大の馬好きであるエリザベス女王が列席し、優勝チームにトロフィーを贈与する由緒ある本大会は、2018年より日本の人材サービス企業「株式会社アウトソーシング」が大会のタイトルスポンサーとなっており、今年も正式名称を「OUT-SOUCING! Inc Royal Windsor Cup Tournament 2019」として開催された。 今年初めて来賓客として招かれ、米女優ジリアン・アンダーソンらと並び、ロイヤル・ボックスから女王の間近でポロを観戦するという栄誉を賜ったYoshikiだったが、世界が注目する中、思わず冷や汗をかくこととなってしまった。 エリザベス女王が来賓の前を通り、階段を下りようとしたその時、一陣の風が吹き、Yoshikiの黒いスカーフが女王の肩から首辺りにひらりと巻きついたのだ。ビックリ顔でのけぞるジリアン・アンダーソン、大口を開けて慌ててスカーフを取り払おうとするYoshikiをよそに、女王は気づいたのか気づいていないのか、何食わぬ様子で歩を進めた。 この様子が一部始終を収めた動画とともに通信会社から配信されると、「デイリー・テレグラフ」紙(電子版)をはじめとする多くのメディアが報道した。6月24日付の「メトロ」紙では写真付きで2面で紹介=写真上。メトロ紙を開き、エリザベス女王とYoshikiが1枚に収まり「これは絞首刑に値する罪?(Is that a hanging offence?)」との見出しがついた写真を思わず二度見してしまった日本人も多いのではないだろうか。 これにより女王がつまずくなどの事故につながらなかったのが幸い。撮影のためにロンドンに滞在していた日本のロック・スターだが、トレードマークの長いスカーフは、今後王族の前では自粛するかも!?
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)