■ 客が食い逃げした場合、担当したウエイター、ウエイトレスが被害額の一部を負担する。そんな理不尽なルールが客によって批判され、店側がルールを撤廃する出来事があった。BBCが報じた。
ルール変更を余儀なくされたのはレストランチェーンの「wahaca」。問題の端緒は元カムデン地区の労働党党員サラ・ヘイワードさんのツイート。「今さっきケンティッシュタウンのワハカで食べてきたところなんだけど、私たちの隣のテーブルで食事をしていた人たちが支払いをしないで逃げちゃったの。そうしたら接客をしていた男性が食い逃げした人たちの代金の一部を彼が負担しなくちゃいけないって嘆いていた。会社のポリシーなんですって。これってあり得なくない? 食事は美味しかったけど、会社はポンコツね」。
これに対して同レストランチェーン代表は「従業員が食い逃げ犯たちと共謀していたとか、明らかに食い逃げすると分かっていて見逃した場合等、明らかな怠慢に対してのペナルティポリシーが、うまく全店に伝わっていなかったことによって生じたもの。それもペナルティは通常、請求書の1割程度」だという。
同店では、今後は理由が何であれウエイター、ウエイトレスが損害額の補填をすることはないと発表した。悪いのは食い逃げした奴らなんだけどね。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)