保守党党首選、立候補者10人!ダウニング街10番地への道

■ テリーザ・メイ英首相の退任に伴い10日、保守党党首選の立候補が締め切られ、10人の議員が正式に出馬を表明した。今後、議員による投票で立候補者を2人にまで絞り込んだ上で、英国全土の保守党員による決選投票を経て党首が決定。新党首は自動的に英国の首相となり、ダウニング街10番地(首相官邸)の住人となる。BBCが報じた。

立候補者は、次の10人となっている(上写真と番号対応)。

  1. ①マイケル・ゴーヴ環境相
  2. ②マット・ハンコック保健相
  3. ③マーク・ハーバー前下院院内幹事長
  4. ④ジェレミー・ハント外相
  5. ⑤サジド・ジャヴィド内相
  6. ⑥ボリス・ジョンソン前外相
  7. ⑦アンドレア・レッドサム前下院院内総務
  8. ⑧エスター・マクヴェイ前雇用・年金相
  9. ⑨ドミニク・ラーブ前EU離脱相
  10. ⑩ローリー・スチュワート国際開発相
唯一、2度目の国民投票を支持していた閣外大臣サム・ジーマー氏は、十分な支持を得る時間がないとして出馬を取りやめた。通常、党首選では2人の推薦人がいれば立候補できるが、保守党では6月初めに手続きを簡素化するため、立候補には「6人の支持者が必要」という新しい規定を追加した。さらに、13日に行われる最初の議員投票では最低16人、2度目の投票(18日)では32人の支持者を得られなければ、次の投票に参加できないというルールも追加されている。
議員投票はその後、19日、20日と実施され、最終的に候補者は2人に絞り込まれる。22日以降は英全土約16万人の保守党党員による投票が実施され、4週間後の7月22日に新首相が発表されるスケジュールだ。

保守党議員が次期党首に期待するもの

総選挙に勝ち、自分たちの議席を守ってくれる人、ブレグジットに対して有益なアイディアを持つ人、そして元気のない保守党を蘇生させられる人だろう。
議会で光を放つ人物なら、ゴーヴ環境相だ。しかし、ゴーヴ氏は前回の党首選でジョンソン前外相の出馬を阻止して批判され、最近はコカインを使用していた過去を認めて謝罪。評価は下降気味だ。そのジョンソン氏も、ごたついた私生活がしばしばメディアに取り上げられ、嫌気を示す人も多いが、認知度とカリスマ性では群を抜く。ハント外相は、合意なきブレグジット回避派として明確な意見を持つ。過去に2年間、日本で英語教師を務めた経験もあり、日本通で知られる。ラーブ前EU離脱相は、物事を一刀両断する熱意を持つ。マクヴェイ前雇用・年金相は合意なきブレグジットを「恐れる必要はない」と語り、EU離脱を支持する姿勢を強調している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)