VOL.
6
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
87 Hackford Road, London SW9 0RE
上の写真は、彼が20~21歳(1873年8月~74年8月)にかけて下宿していた家。ゴッホはこの家とストックウェル周辺を気に入り、週末は散歩を楽しんだり、下宿先の庭で花や植物を育てたりしていた。しかし1歳下の下宿先の娘に恋をし、その思いを伝えたものの、彼女は以前下宿していた男性と婚約していたために失恋。初恋に破れたゴッホは孤独感を強め、情緒不安定になった。心配した父と叔父の手配によって、パリの本店へと再び転勤することになったゴッホは、傷心のままロンドンを去っていった。
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2012年に家が売りに出された際、ガーディアン紙が取材した様子はこちら週刊ジャーニー No.1026(2018年3月15日)掲載