VOL.
48
エドワード・エルガー
42 Netherhall Gardens, London NW3 5RG

行進曲「威風堂々」などで知られる、作曲家のエドワード・エルガー。エルガーは1857年、ウスターシャーにある小さな村で誕生。楽器商でピアノの調律師だった父親の勧めで、幼少時から音楽教育を受けた。父親の店で働きながら、地元の楽団の指揮者や教会のオルガニストを務め、作曲家への道を模索。やがてロンドンで作曲活動に邁進し、1904年に騎士称号、1911年には作曲家としては初の「メリット勲章」を授与されている。
上の写真は、エルガーが1911~21年まで暮らしていた家。夫婦で初めて共同購入した家で、壁を一緒に塗り直すなど、様々な手を加えては「DIY生活」を楽しんだ。交響曲「フォルスタッフ」、第一次世界大戦の勃発時に制作した「イングランドの精神」は、この家で生まれている。しかし、1920年に愛妻が死去。翌年、エルガーはひっそりと転居していった。
エルガーの曲「イングランドの精神」はこちら
VOL.26 エドワード・エルガー
週刊ジャーニー No.1068(2019年1月10日)掲載