VOL.
52
アルフレッド・ウォーターハウス
61 New Cavendish Street, London W1G 7AR

ロンドンの自然史博物館、マンチェスターのタウンホールなどを設計した建築家、アルフレッド・ウォーターハウス。彼は1830年、リヴァプールの裕福な家庭に、3人兄弟の長男として誕生。次男はのちに会計事務所(現在のプライス・ウォーターハウス・クーパーズ)、三男は弁護士事務所(現在のフィールド・フィッシャー)を開業するなど、優秀な一家だった。ウォーターハウス自身は芸術に興味を持ち、建築家になる道を選択。ヨーロッパをまわって建築を学んだ後、24歳でマンチェスターに建築事務所を構えた。
上の写真は、ロンドンに居を移した後、自宅兼事務所として妻や子どもたちと一緒に暮らしていた家。自然史博物館の設計の仕事が舞い込んだ1865年頃に引越し、ウォーターハウスが亡くなった後も、同じく建築家になった息子がこの家で暮らした。
自然史博物館を創った男たち
週刊ジャーニー No.1072(2019年2月7日)掲載