英国の学校の多くが資金難に直面しており、それぞれ対応に四苦八苦している。学校劇やスポーツ・イベント開催にあたって鑑賞や応援もチケット制にしたり、教材の支払いを保護者に募ったりするところもあるという。「デイリー・メール」紙が報じた。
英国教員組合の調査によれば、学校の6校に1校では教科書を含む教材の費用として月に20ポンドを保護者に請求しているという。また教師の49パーセントが自分の属す学校が何らかの形で「教育支援」という名目のもと保護者に支払いを課していると答えた。
さらに、44パーセントの学校が資金を捻出するために、学校の建物を貸し出していると回答。保育所として、あるいは結婚式場や誕生日パーティー会場としてなど、様々な用途で使われているという。たとえば、ケントのある学校は、学校のホールを教会内コミュニティのイベントや、結婚式、誕生日パーティー、語学学校のレッスンなどに貸し出しており、年間20~30万ポンドの利益を得ていることが報告されている。
また、極端といえるほどの節約に努める学校もあり、コピーの利用を減らすために、プリントを配布するのではなく、生徒に課題の写真を撮って持ち帰るようにさせている学校すらあるという。
ウォリックシャーにある小学校の教諭は「保護者に寄付や基金を募らなければならない状況にある。本来支払いを求めてはいけないものまで、支払ってもらわなければならない事態に陥っている」と嘆く。
政府内でもこの状況について、懸念の声があがっているにもかかわらず、監査局は今後4年間でさらに30億ポンドの予算削減の必要性に迫られていると発表した。
国家の重要な責務のひとつである教育をないがしろにすることは許されない。政府が本腰を入れて対応に当たることが求められている。
























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