「クリーン・イーティングclean eating」という言葉を耳にしたことのある人は少なくないことだろう。これは、加工していない食品、生の食品のみを食べる食事法を指す。この「クリーン・イーティング」が英国でブームになってからというもの、それを妄信することによって生じる健康被害にたびたび懸念が示されてきたが、このほど、健康への悪影響の度合いが深刻さを増していることが改めて指摘された。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えている。
英国骨粗しょう症協会の調査で、18~24歳の10人に4人が「クリーン・イーティング」を試みたことあると答えたことが判明。20%は牛乳やチーズの摂取を著しく制限しているという結果も出た。
クリーン・イーティングはグルテンや乳製品、穀物、精製された砂糖などを避ける食事法で、セレブリティの間でトレンドとなったが、英国骨粗しょう症協会は、セレブリティたちの真似をしてクリーン・イーティングに走る若い世代の人々は、自身の健康を脅かしていると警鐘を鳴らす。
この食事法による弊害は徐々に認識が広まってきたようで、クリーン・イーティングのレシピで有名になったロンドンの美人ブロガー、ジャズミンとメリッサ・ヘムズリー姉妹は、今年の初め、「クリーン・イーティングからは距離を置く」と宣言し、添加物を取らないようにすることが大切で、自分たちの推奨するのは極端な制限ではないと弁明に追われている。
専門家は「インスタグラムのような写真共有アプリから、こうしたダイエットが若い世代に広まり、骨粗しょう症のリスクを上げている」と説明。現代では50歳以上の女性の半分、男性の20%が骨粗しょう症を発症している。
このクリーン・ダイエットの影響で、今後骨粗しょう症になる人はさらに増えると懸念されている。「若い頃に不適切な食生活で作られた脆い骨は不可逆であり、後から修正することはできない。若くしてクリーン・ダイエットに励む若者は丈夫な骨を作る貴重な機会を失っている」と、調査元のクリニカル・アドバイザーのスーザン・ラナム・ニュー教授は、ファッショナブルであることを重視する風潮を批判。数十年後を見据えての食生活を考えることを推奨している。
























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