新海誠監督(43)の新作アニメ映画『君の名は。』が、累計で興収128億円を突破した。8月26日の公開から1ヵ月以上経っても勢いは止まらず、アニメーション映画で100億円の大台を突破した作品は、スタジオジブリ作品以外では初の快挙となる。宮崎駿監督の『風立ちぬ』(2013年)の120億2000万円を超え、邦画アニメーション歴代5位にランクインしたことなどを、「ガーディアン」紙電子版が報じている。
物語は、主人公の東京で暮らす男子高生・立花瀧と女子高生・宮水三葉の体が入れ替わってしまうというファンタジー。お互い一度も会ったことがなかったが、「入れ替わり」を繰り返しているうちに惹かれあっていく。
同作は、日本文学のひとつの定番テーマである「入れ替わり」へのオマージュだと新海監督は語る。12世紀、平安時代後期に成立した文学作品「とりかへばや物語」からすでにその歴史は始まっている。兄と妹が男女逆に育てられていくこの物語に、インスピレーションを受けたという。
今後米国などその他80ヵ国で上映される予定で、英国では11月に公開される。宮崎監督の作品と肩を並べることができるか、世界的に注目を集めていると言ってよい。
米国の日本映画批評家であるマーク・シリング氏は、新海監督は、日本アニメ界を制した宮崎監督の影響から抜けた、卓越した才能を持っていると絶賛した。
「宮崎監督はこんな作品を作らなかっただろう。でも新海監督は成し遂げた。おそらく、彼は『宮崎駿2世』というような評価をされることはもうないのでは」と、同氏。
新海監督は、50歳を迎えるまでにあと2作品を作りたいと話している。
























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