【英総選挙】保守党、過半数割れ!メイ氏に『仕返し』の酷評

英国では今回の総選挙の開票がほぼ終わり、話題は次の段階に既に移っている。4月18日に電撃解散総選挙という大ギャンブルに打って出たテリーザ・メイ氏率いる保守党が、7週間前には誰も予想していなかった過半数割れという結果に終わったからだ。
650議席の過半数である326議席に達するために、メイ氏と、労働党党首コービン氏のあいだで、『はないちもんめ』ではないが、誰と連立を組むかをめぐり激しいバトルが展開されることになる。
今回、保守党は辛うじて「第1党」の座は守ったものの、2020年まで猶予があった総選挙を前倒しで行い、過半数割れという状況を招いたメイ氏の責任は重い。
メイ氏の党首辞任を求めているコービン氏に対して、メイ氏は「辞任はありえない」と完全否定。保守党内部から、メイ降ろしの声はまだ表立って聞こえてこないものの、メイ氏の地位が安泰ではなくなったのは明白だ。
今回の投票結果を報じるにあたり、公共放送BBCと民放ITVが一騎打ちを演じたが、ITVにコメンテーターとして登場したのが、元蔵相ジョージ・オズボーン氏。現在は「イブニング・スタンダード」紙編集長など、5つの職を兼任し、収入面で『わが世の春』を謳歌しており、今回の総選挙には立候補しなかったため、『自由』に発言できる立場にあるだけに、ここぞとばかりにメイ氏を大批判。メイ氏が首相に就任するなり即刻、蔵相の職を解かれたことへの恨みを大いに晴らした。
オズボーン氏は、メイ氏のマニフェストについて「保守党史上、最悪のもののひとつ。これ以上、ひどいマニフェストが過去にあったか思い浮かばない」とメッタ切り。
しかし、保守党の敗北をあまりにうれしそうに解説する姿に不快感を抱いた保守党支持者も多かったのではなかろうか。
やればやり返されるのが政治の世界。ほどほどにしといたほうが身のためですよ、と言いたくなったのは筆者だけ?

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