イースター休暇明けの4月18日に、保守党党首メイ首相が、英下院解散総選挙を電撃発表してから7週間余り。いよいよ投票日当日を迎えた。
当初は、保守党と労働党の支持率には大きな開きがあり(一時は20ポイント差)、メイ首相も自党の大勝利を見込んで踏み切った解散総選挙であったはずだが、目論みははずれた。
メイ氏が選挙公約で、在宅介護サービスに関して高齢者の自己負担を求める案を示したところ、保守党支持者が多いとされる高齢の有権者が猛反発。同案を撤回する事態に追い込まれるという手痛いミスをおかしたメイ氏にとって、選挙期間中にテロが2度も起こったことも、マイナス要素となってしまったようだ。
世論調査によって推測には大きな差があり、保守党が支持率でまだリードを保っているとするメディアと、労働党優位とするメディアに2分されている。
英国では、各紙がどの政党を支援するか明確に打ち出すため、論調がおのずとはっきり分かれており、「デイリー・テレグラフ」紙や「デイリー・メール」紙といった保守派の新聞は、当然、野党党首コーピン氏をこきおろし、メイ氏を持ち上ているが、他のメディアは、コービン氏がどれだけ遊説先で大群衆を集めたか、メイ氏への反発がいかに強いかといったことを大々的に書きたてている。
英国人の多くも、「ほんとうにどの選挙予測を信じていいのか、今回はまったく分からない」というのが正直なところのようだ。
党首=首相になったときは、運の良さをみせつけたメイ氏だが、これで惨敗すれば、彼女は運がありそうでなかったということになるだろう。運のない政治家は生き残ることができない。
ちなみに、ブックメーカー(賭け屋)大手のラドブルックスでは、「メイ氏が首相職にとどまる」ことについて、20分の1というかなり辛口のオッズを出している。
明日の朝、笑っているのは、果たしてどの党のトップか―。内外の注目が集まっている。
























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