イングランド北部のマンチェスターで22日に起こった自爆テロは、若者を中心に人気の米女性アーティストのコンサート会場を狙った、卑劣なものだったことはご承知のとおりだ。
このテロ発生直後、フェイスブック、ツイッターなどのSNSで、フェイクニュースや心無い投稿が相次いていたことが分かり、その悪質さが問題になっている。「メトロ」紙が報じた。
テロ発生のニュースが流れた直後、「犠牲者」や「行方不明者」について、今回の事件とはまったく関係のない人物の写真を使って「私の知り合いと連絡がとれない」「私の知人が巻き込まれた」といったフェイクニュースが拡散。
例えば、「助けて!コンサートにいっしょに行った私の弟、フランクとはぐれてしまった。行方が分からない」というツイッターの投稿はまたたくまに1万6,000回もリツイートされたが、そこに使われていた男児の写真は、2014年に米国で、ある子供服のレンジの宣伝用に起用されたダウン症の男の子のものだったことが明らかになった。
このほか、「マンチェスター・アリーナで複数死亡。このあいだ、アリアナ・グランデの曲を聴いて、僕も死にかけたよ」という『冗談』は、内外からの強い非難にさらされ、投稿した米国人ブロガーが謝罪する騒ぎになるなど、SNS上で、激しいやり取りが見られた。
人命を救うのに役立てることもできるはずのSNSだが、悪用しようと思えば、人を傷付け、混乱させることにも大きな威力を発揮する。フェイクニュースの横行を止めることの難しさが改めて指摘される事件となった。
























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