英国では、寿司は今や外食文化の中で確固たる地位を築くに至っており、ヘルシーで美味しいとして高い支持を得ている。だが、寿司が流行する一方で、そのデメリットを指摘する声が英国内で上がっているという。「デイリー・メール」紙が大きなスペースを割いて報じている。
主に挙げられているのは、マグロの絶滅危機と人体への悪影響に対する懸念だ。16日にロンドン動物学会で、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学のダニエル・ポーリー教授とダーク・ゼラー博士が行った講演によると、世界的な寿司ブームによって、キハダマグロとクロマグロの個体数が「壊滅的なレベルで」減っているという。
英国で消費されている魚のほとんどはインド洋で捕獲したもの。クロマグロは以前、地中海の広い範囲で生息していたが、現在、、その個体数は減少の一途を辿っている。
マグロは健康にいいとされるオメガ3を豊富に含むと言われることから、妄信的に好む人もいるが、両氏はそうした説を信じきることに警鐘を鳴らす。マグロは、水銀やポリ塩化ビフェニルなどの有害物質を体内に多く含んでいるという負の側面もあるためと説明されている。
両氏は「ビタミンCがガンに効くと以前言われていたのと同じように、オメガ3も健康を促進し寿命を長くするともてはやされているが、それだけでは不十分。大事なのはバランスのよい食事」と苦言を呈している。
さらに、海洋生物から人体に有害な粒子プラスティックのマイクロビーズが検出されたことも報告された。マイクロビーズは、化粧品や香水などに含まれる成分で、下水を通じて海に流出し、魚などの体に取り込まれる。マグロもマイクロビーズを含んでいる場合があり、寿司を通して摂取する可能性は大いにあるという。
健康ブームが火をつけた昨今の寿司ブームだが、まさに「過ぎたるは及ばざるがごとし」。摂取し過ぎには注意が必要と言えそうだ。
























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