リベンジ・ポルノなど、ネット上の暴力犯罪激増

犯罪件数をはかる政府統計で、リベンジ・ポルノを含むインターネット上の誹謗中傷や脅迫などを統計に含めてから、犯罪件数が24%増加したことが明らかになった。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
国家統計局によれば、全体の暴力犯罪の件数は昨年1年間で100万件余りを記録し、統計を始めた2002年以降最多の数字となった。うち7万7387件はインターネット上の犯罪だった。
そのうちの一項目である「リベンジ・ポルノ」とは、他人のプライベートな性的写真をインターネット上にあげることで、別れた恋人やパートナーなどへの仕返し(リベンジ)を目的とするものが多いことからこの名前がある。「リベンジ・ポルノ」は、脅迫的なメールやメッセージとあわせて、今回増加した24%のうちの3分の1を占めることが分かった。
統計局は、ソーシャルメディアの登場で、対面でのコミュニケーションよりも抑制がきかなくなり、誹謗中傷が容易になったことが犯罪件数の増加を招く一因となっていると説明。また、以前は被害にあっても警察に届け出ない人も多かったが、近年は通報する人が増えたことが統計数増加に関係しているとも付け加えられている。
さらに、詐欺、コンピューター悪用犯罪は560万件にのぼることが判明。一方、ナイフを使った犯罪数は前年より9%増加し2万9306件、銃を使った犯罪数は7%増加し5244件だった。これらの事件の多くは、英国で一般的に「ギャング」と呼ばれる犯罪組織が関係していると見られている。
このほか、旧東欧出身者による事件が増加していること、ナイフを持ち歩く若年層が増えていることも指摘されている。
なお、性犯罪については、警察への通報件数は前年より14%増加したとされているが、被害者の割合はそれほど大きく変わっていないとされている。

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