キャメロン前首相、ボリス・ジョンソンに仕返ししていた!?

6月23日の国民投票で、まさかの「EU離脱」を選択した英国。離脱派の旗振り役として大活躍した、前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏だが、同志であったはずのマイケル・ゴーヴ氏に裏切られて保守党党首選出馬を断念、結果としてテリーザ・メイ氏が首相の座を射止めたドラマは、まるで小説か映画のような筋立てだった。あの国民投票と党首選の舞台裏を描く著書が出版されることになり、その中でキャメロン氏がジョンソン氏に「仕返し」をしていたことが記されているという。「デイリー・メール」紙が伝えた。
ジョンソン氏は、離脱派に転じるわずか数日前に、英国にとってEU残留がどれほど大切かを訴えるコラムを執筆していたことが発覚したばかり。首相になるという自らの政治的野心のために、キャメロン氏を裏切り、残留派を敗北に追いやった張本人と目されている。
しかし、党首選では、ゴーヴ氏が突然翻意し、同30日に自身の出馬を宣言。仲間割れの形となり、支持者数でメイ氏に勝てないと悟ったジョンソン氏は、出馬を断念せざるを得なくなったのだった。
裏切り者に天罰がくだったともいえる、この展開に狂喜したのがキャメロン氏。著書の中では、キャメロン氏が、ジョンソン氏に「ほらね、私の側についておくべきだったんだよ!」という意味のテキスト・メッセージを送っていたと書かれているという。
また、同著の中では、同30日の午前7時にゴーヴ氏が側近たちを集めて、党首選出馬の意向を語った際の周囲の反応も述懐。労働党党首選で実の兄を裏切って党首の座を手に入れたものの、就任期間中、ついに支持者に愛されることなく先の総選挙で大敗、その責任をとって辞任したエド・ミリバンド氏をひきあいに出し、「エド・ミリバンドの100倍(悪い)」に相当する行為だとして止める者もいたとされている。それにもかかわらず、午前9時に党首選出馬の意向を表明。正午にはジョンソン氏が出馬断念の記者会見を開いたのだった。
ゴーヴ氏がはやばやと、党首選で敗れたことはご存知のとおり。やられたらやり返せ、の逆で、やったらやられ返されることが証明された。ちなみに、ジョンソン氏が、ゴーヴ氏に「ざまーみろ」と言ったかどうかは、同著には記されていないようだ。

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