子供たちが誤飲すると危険…死をも招くボタン電池に注意!

従来の電池に比べ、飛躍的にサイズが小さくなったボタン電池は、ガジェットの小型化に大きく貢献するなど便利な製品として広く使われている。しかし、その普及に足並みを揃えるように、子供がボタン電池を誤って飲み込んで病院に運び込まれる事例が増えていると、医師たちが警鐘を鳴らしている。最悪の場合は死亡事故につながるという。「デイリー・メール」紙が伝えた。
ボタン型電池は10ペンス硬貨程度、あるいはそれ以下のサイズで、子供の喉に簡単にひっかかる。特に6歳以下の子供が、もっとも誤飲の危険が高いとされている。
誤飲すると、窒息の危険性があるだけでなく、ボタン電池が消化管にとどまった際、接触した面で電池から電流が流れて電気分解が生じ、電池の外側(マイナス極側)に液体が作られる。この液体は強いアルカリ性で、タンパク質を溶かしてしまい、「化学やけど」を招くと説明されている。食道や気管が焼けて穴が開き、最悪の場合、出血多量で死に至る可能性があるという。
ロンドンにある小児科病院「London’s Great Ormond Street Hospital」では、同病院だけで平均毎月1人はボタン電池を飲み込んだ子供の治療にあたっていると話しており、その数は以前に比べ増加しているという。例えば、生後18ヵ月の幼児のケースでは、ボタン電池を飲み込んだ3時間後に治療を受けたにもかかわらず、気管までやけどしていたとされる。口から食物を摂取することができないため、チューブに頼るしかない状態が続いている。
また、北アイルランドの3歳の少女は、誤飲してから治療まで5日もたっていたため、症状は深刻で、9ヵ月間の入院を余儀なくされた。これから、まだ多くの手術が予定されており、医師団は、最終的に人工食道を構築すること検討中と報じられている。
さらに、マンチェスターでは少なくともボタン電池の誤飲が原因で2人の子供が亡くなっていることも報告されているという。専門家からは、「毒」と同じレベルで取り扱うべきだと、強い懸念を示す声が聞かれている。

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