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人間の弱さに付け込む不気味なピエロ(道化師=英語では「clownクラウン」)、ペニー・ワイズと、彼にかかわった人々の姿を描く、スティーヴン・キングのホラー小説で映画化もされた『IT-イット-』。この登場人物を彷彿させるピエロ姿の『模倣犯』たちが、ロンドン各地に出没。誰も実際に傷害を負わされるなど、身体的な被害をこうむったケースは報告されていないものの、事態を重くみたロンドン警視庁では、逮捕・立件も視野に入れているという。「イヴニング・スタンダード」紙が報じた。
例えば、ロンドン北西部アックスブリッジにあるブルネル大学では、ピエロの格好で電動ノコギリを手にした人物=写真(「イヴニング・スタンダード」紙より)=が現れ、パニックに陥った学生たちが逃げ惑う事件が起きた。のちに、19歳の学生が、自分が運営する「ユーチューブ」上のチャンネルのアクセス数をのばすため、別の人物に依頼して、ピエロ姿の自分と、逃げ惑う学生たちの姿を撮影させていたことが発覚。学生は謝罪したが、警察では犯罪事件として立件するかどうか捜査中という。
このほか、やはりピエロ姿の人物が、ロンドン北部アーチウェーでナイフをふりかざし、女性を追いかける事件が日曜日未明に発生。また、ロンドン東部ダゲナムでは、登校途中の子供2人が、ピエロ姿の人物に脅かされるなど、10件を超えるケースが報告されている。
スティーヴン・キングの小説の中で「IT」は「鬼」のことを示すとされているが、人々に恐怖を与える以上、「いたずら」では済まされないとし、警察では犯罪として対処する可能性があると警告。これから10月末のハロウィーンに向け、さらに『模倣犯』が増えるおそれがあると注意を呼びかけている。
























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