英国ではハイ・ストリートの値引き合戦が続いている。「1年中常にセール中」のような状態だと「デイリー・メール」紙が報じた。
「フレンチ・コネクション」や「カレン・ミラン」などのチェーン店は、正規の値段で売っている商品が3分の1しかないという。夏物を春のイースターの時期に前倒しで売り出す店も多くある。
これには、格安価格で服飾品を販売するオンラインショップの台頭などから価格競争に火がついた背景がある。オンラインショップのファッション業界におけるシェアは今や23%。市場分析会社の「Kantar Worldpanel」のによると、結果としてファッション業界の売り上げはこの6年で初めて減少、前年に比べ0.1%落ちた。市場規模はこの10年で20%増え、360億ポンドにも及ぶが、1人あたりがファッションに費やす年間の金額は同じ10年でたった10ポンドしか増えていない。
同社のグレン・トゥック氏は、「ファッション店は値引き戦略に頼るようになり、消費者側が店よりも強い立場になった。この変化に小売業界は苦しんでいる。問題は、店側は多く商品を仕入れすぎ、次のシーズンの商品を入れるために在庫を空にしないといけなくなっていることだ」と分析。
また、業界側がPRする「流行」が、実際の消費者のニーズにあっていないことも同氏は指摘する。「消費者の5分の2が服に『流行であること』を求めていない。流行物を作るために、業界は質や着心地、価格を犠牲にしてきた。今はそれが消費者から責められている」
人々がハイ・ファッションを離れ、普段使いの質の高い商品を求めている動きは、スーパーマーケットがファッション業界のシェアを10%占めていることからも読み取れる。
英国のファッション業界はしばらく苦境を免れることはできなさそうだ。
























![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』