7/26 再治療は有料!歯科医による治療ミス+不条理なケース多発

英国では昨今、歯科医が自分たちの治療ミスを認めず、再治療でさらに患者に請求する例が少なくないことが問題視されている。医者の不手際の尻拭いを押し付けられた患者が、再治療で数百ポンドもの治療費を追加で払わなければならないケースが数多く報告されていることを、「デイリー・メール」紙が取り上げている。
 市民への助言を行う福祉団体「Citizens Advice」によると、こうした問題は、歯の治療がNHS(英国国民医療サービス)で行われているか、プライベート(私立)の歯科医のもとで行われているかは関係なく、多くの患者が共通で抱えている問題だという。同団体がイングランドとウェールズの住民から歯科治療費に関する問題で相談を受けた数は昨年4000件に上り、その前の年よりも9%増加した。
 2015~16年の最も大きな問題点として挙げられているのは「標準レベル以下の質の低い治療」。実に患者の4分の3という高い割合で、治療を受けたことにより、新たな不具合が生まれ、さらなる治療が必要なっているケースが相次いでいることが判明。
ある患者はクラウン(かぶせもの)に何千ポンドも払ったが、その患者には合わず、かといって簡単に取り除くことができなくなり、苦心の末、取り除かれたものの顔にあざができてしまったという¥。こうした事例のうち4分の1は、法律で決められているにもかかわらず、医師から返金や無償での再治療を拒否されていると指摘されている。
 また、別の70代の女性は、かぶせ物に500ポンド支払ったが、その治療中に健康な前歯を2本傷つけられた。歯科側は前歯を治すのも補償をするのも拒否。女性は前歯を治すために他の歯科に行かざるを得ず、700ポンドを別途払わなければならなかったという。
 「Citizens Advice」の代表であるジリアン・ガイ氏は「法律では、ほとんどの治療ミスについて無料で再治療を行わなければならないはず」と厳しく批判している。

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