6/30 親元に帰る「ブーメラン世代」、年齢層に変化あり!

子供が一度家を出た後、何らかの事情で親元に戻ってくる英国の「ブーメラン世代(Boomerang generation)」の事情が変化してきているという。以前はこの世代は20代の若者が主であったが、現在はその年齢が高くなってきており、子供(実家の親にとっては孫)とともに戻る人も少なくなく、「ドゥーメラン世代(Doomerang generation)」なる言葉も登場(doom=破滅、凶運の意)。700万人以上が、パートナーと別れた後に経済的事情から実家に戻らざるを得なくなっていると言われている。「デイリー・メール」紙が伝えた。
 総合保険会社「Churchill Insurance」の調査では、親元に戻った505人のうち、4分の1は離婚など、破局した後に戻っていたことが判明。男女別に見ると、男性の方が、離婚や別居といった辛い経験を乗り越えるために実家に帰る人が多い傾向があると分析されている。一方、女性は独立したままである人も多く、特に子供がいるとその傾向が高くなるという。
 どれほど実家に帰りたくなくとも、近年の家賃の高騰により帰らざるを得ない人が多く、主な理由として「経済的事情」をあげた人は55%にも上った。他にも、5分の2は「精神的なサポート」を求めて実家に帰ると答え、13%は「子供の世話をしてくれる人が必要だから」と告白。さらに、成人の14%を占めるとされる「ブーメラン(またはドゥーメラン)世代」は平均半年を親元で過ごしているという統計結果も報告されている。
 こうした年齢の高い「出戻り世代」が増える中、10代のうちに家を出る若者も減少。男性では10人に1人、女性では8人に1人の割合に留まっている。
 調査元の不動産保険部門のトップであるマーティン・スコット氏は「パートナーと別れるのは精神的にトラウマとなるほど辛い経験。時には両親がその傷を癒す助けになる。また、経済的にも、家族の元に帰るほうが、新しい家を探すよりも簡単」であると指摘している。

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