生後8週間以上の犬を飼う飼い主は、犬の体にマイクロチップを埋め込むことを義務付ける新しい法律が4月6日より施行された。違反者には500ポンドの罰金が科されるという。
マイクロチップには、スキャナーで読み込むことが可能な15桁の個体識別番号が記されており、ペットが迷子になった時や、盗難、事故が起きた時にも所在を把握するのに役だつ。米粒ほどの大きさで、専用の注射器で容易に動物の体内に挿入することができるとされている。
しかし、小型犬の場合、犬種によってはマイクロチップを体内に埋め込む行為は深刻な健康被害をもたらすと専門家が警鐘を鳴らしている。「デイリー・メール」紙が伝えた。
イングランド中部ハートフォードシャーでナチュラル・メディシン・センターを運営するリチャード・オールポート医師は「マイクロチップ埋め込みの義務化について、基本的には支持するが、チワワなどの小型犬などは深刻な拒絶反応を起こし死に至る可能性がある。私見では成犬になってから行うべきだと思う」と説明した。
環境・食料・農村環境省によると、飼い主の83%はすでにマイクロチップ埋め込みを行っているが、まだ完了していない飼い主は145万人にのぼるという。
実際マイクロチップ埋め込みが原因で死に至った犬の例もある。2009年に、ヨークシャテリアのスコッティはマイクロチップを埋め込んだ場所に癌が転移し、6歳で死んでしまったという。また、チャーリー・ブラウンというチワワも同年、埋め込んだ数時間後に大量に出血して死亡したという例がカリフォルニアで報告されている。
一方で、迷子や盗難にあった犬は毎年10万2000頭が「野良犬」として発見されており、マイクロチップ埋め込みの義務化の必要性も重要視されていることは事実だ。「今回の法は英国で動物福祉法の中でも不可欠なものだ」という声も挙がっている。

















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