英国はEU諸国の中で、人口あたりの服役者数が最多であることが明らかになった。しかも、出所後、3週間を待たずに再犯に走るのは12人に1人であることも分かり、論議を呼んでいる。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
現在英国の刑務所に収容されている犯罪者は9万5248名。これは国民10万人あたり150人が犯罪者だという計算になる。他の国、例えばフランスでは10万人あたり118人、ドイツは81人と、英国における服役囚の割合の高さが目立つ。
また、EUに限らず、ヨーロッパ50ヵ国の2014年の統計で、服役者数を単純に比較するとロシアの67万1027人、トルコの15万1451人についで、英国は3番目に多いことも報じられている。
英国で刑務所運営に使われている費用は年間33億ポンドで、服役囚1人あたり1日85ポンドとなる計算。役務所運営の年間支出額が英国を上回っているのは、ヨーロッパではロシアのみという。
さらに懸念されるべき点は、英国での犯罪者の出所後の再犯率の高さだ。2013年の統計では、1年で6万人がイングランドとウェールズの刑務所から出所したが、そのうち5000人以上、12人に1人が朱書後3週間以内に再び犯罪に手を染めていることが明らかになった。
別のデータからは、出所の1年後には45・8%もの元受刑者が再犯していることが判明した。国立監査局は再犯事件にまつわる支出は最大10億ポンドにまでのぼると見積もっている。
刑務所を統括する約を担う閣外相のアンドリュー・セロス氏も「英国は刑務所のシステムを見直さなくてはならない。犯罪者の社会復帰に向けてのリハビリや、再犯防止に失敗しているのが現状。地域の安全を守るために再犯率を減らすことは必須」と現在の服役制度を見直す必要があることを認めた。

















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