ニューヨーク・メッツ対フィラデルフィア・フィリーズ
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5/19 黒人女性は最も魅力なし―LSEの教授の説に猛抗議

英国の大学で研究する心理学者が、黒人女性は科学的にも他の人種と比べて魅力的ではないと言及したことで物議を呼んでいる。
「デイリー・テレグラフ」紙が報じたところによると、この学者はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political=以下LSEと省略)で進化心理学を研究する、日本出身とされるカナザワ・サトシ教授=写真(「デイリー・テレグラフ」紙より)。
カナザワ教授のコメントは、ウェブサイト「Add Health」で行われた研究を分析したもの。
この研究では、さまざまな人に対して魅力的であるかどうかを1から5で評価するよう読者に質問している。
カナザワ教授は、学術誌「Psychology Today」のウェブサイト版のブログで、「調査を分析したところ、黒人女性の得点は平均3.5点、欧州、アジア、ネイティヴ・アメリカ出身の女性は3.7点だった。対照的に、黒人男性は他の人種よりも魅力的という結果になった」とコメント。
さらに、「黒人女性は白人、アジア系、ネイティヴ・アメリカンの女性と比べて、科学的にも魅力的でないことが示された」と持論を展開。これに対して、数多くの読者から彼の説は人種差別的であるという苦情が寄せられた。
カナザワ教授は「黒人は人類の進化の歴史から見て、他の人種よりも起源が古く、他の人種より遺伝子に突然変異体を多く持っている。また、黒人女性は男性ホルモンであるテストステロンを多く持っているので、平均的に他の人種よりも体格が良く、男性的な特徴が強めで、身体的にあまり魅力的でない可能性がある」と説明している。
これに対し、ある読者は「このコメントはきわめて侮辱的で、いたずらかと思ったほどだ」と話す。
また、別の読者は「科学という言葉を使って人種差別を正当化するのはよくあること」と反論。なお、ブログからはすでに削除されている。
同誌のカジャ・ペリナ編集長は「(カナザワ教授の)コメントは当誌から委託したものではなく、特定の人種についての問題を取り上げる編集上の意図はなかった」と弁明。
「LSE」の広報担当は「このブログに関して調査を開始した。この説は、カナザワ教授の独自のものであり、LSEの意見を代表するものではない」としている。

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