■6月よりペットの猫にマイクロチップ装着が義務づけられる。怠ると500ポンド(約9万5千円)の罰金を科されることになる。「メトロ」紙(電子版)が報じた。

これは2016年から犬に対して実施されている規則と同じもので、ペットが行方不明になった場合、飼い主と簡単に再会できるようになる。規則から除外されるのは特定の飼い主がいなかったり、農家の猫など共同生活を営んでいたりする猫だけ。室内飼いの猫であっても開いた窓やドアから脱走した場合に備えてチップを装着する必要がある。むしろ室内飼いの猫は、ひとたび家の外に出ると不慣れな環境に身を置くことになるため、リスクが高くなると言われる。飼い主は、猫が生まれてから20週までにこのチップを装着する必要がある。獣医にチップを埋め込んでもらうには通常10~20ポンド程度の費用がかかる。
法改正を推進した動物愛護団体「メイヒュー」によると、イングランドでは1100万匹以上の猫がペットとして飼われているという。そのうち少なくとも230万匹がマイクロチップを装着しておらず、迷子になって飼い主と再会できない可能性があるとされている。ペットが迷子になって発見された場合、獣医はチップをスキャンするだけで飼い主のデータを簡単に見つけることができる。従って転居した場合、飼い主はデータを最新化しておく必要がある。By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)