英国の公共交通機関に、ベビーカーを持ち込む保護者をめぐって起こる摩擦について論争が繰り広げられている。この問題に対処するために、交通機関側は「エチケット・ガイド」の導入を検討しているという。「イブニング・スタンダード」紙が報じた。
車内へのベビーカーの持ち込みに対する不満は増加。また、これに起因する問題は多様化、かつ深刻化していることも指摘されている。例えば2011年には、ベビーカーを持ち込んでバスに乗っていた男女が、やはりベビーカーとともに乗り込んでいた別の女性に対し、その女性のベビーカーが、男女のベビーカーをたまたま軽く押したことに激昂(げっこう)。男女は、バス内でその女性に暴力をふるったあと、バスから引き摺り下ろしたとして実刑を科される事件が起こっている。こうした「buggy rage」(バギーはベビーカーのこと、「rage」は発作的に激怒すること)と呼ばれる事件の増加も問題になっている。
顧客満足度調査を間近に控え、公共交通機関側の主催で2月18日に会議を開催。ベビーカーを利用する保護者、ベビーカー製造業者らをまじえ、公共交通機関へのベビーカー、および車椅子の持ち込みをめぐる問題について討議が行われた。
大手育児支援サイト「Netmums」の編集長であるアン・マリー・オーレアリー氏は、同サイト上でベビーカーに関する議論が1万以上も行われていることに言及。さらに争いのうち、最も多いのは「実は、ベビーカーを持ち込む母親同士のあいだで起きているケース」と明かした。ベビーカーを持ち込む別の母親に対して、すでに社内にベビーカーを持ち込んでいる母親は「積極的にスペースを分け合おうとしない」という。
ロンドン・バタシー地区の、あるバス運転手は、「乗客はお互いに助け合い尊重すべき」と訴えている。
「車椅子使用者を最優先する」ことを名言している、ロンドン交通局は車内にベビーカー用の専用スペースがないことを「問題点」と認めている。その上で、「車内でベビーカーをたためば、より多くの人が乗れるようになる」とベビーカー使用者への協力も呼びかけていく可能性を示唆した。

















![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』