日本代表チームの活躍がまだ記憶に新しい、2015年のラグビー『W杯』。予選で敗退したイングランドとは対照的に、スコットランド、ウェールズともに決勝トーナメントに進んだ。『英国』代表チームというものは存在せず、イングランド、スコットランド、ウェールズがそれぞれ『国』として出場していたことから、英国が「連合王国」であることを改めて認識した人も少なくなかったことだろう。
さて、試合開始前に、スコットランド、ウェールズが、それぞれオリジナルの国歌を斉唱していたことにお気づきだろうか。だが、イングランドは、英国国歌『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(神よ、女王陛下を守りたまえ)』を斉唱した。ここにきて、イングランドも独自の国歌を持つべきだという議論が起こっている。「デイリー・メール」紙が伝えた。
候補にあがっているもののうち、人気が高いのは次のふたつ。
■『エルサレム(原題: Jerusalem)』
18世紀に英詩人ウィリアム・ブレイクが発表した預言詩『ミルトン(Milton)』の序詩に、英作曲家チャールズ・ヒューバート・パリーが1916年に曲をつけた合唱曲。第一次世界大戦中に英国民の愛国心を高揚させる音楽が必要とされたのが、この曲の誕生に結びついたといわれている。
■『希望と栄光の国(原題: Land of Hope and Glory)』
英作曲家エドワード・エルガーによる『威風堂々第1番』の中間部(トリオ)の主題旋律に、アーサー・クリストファー・ベンソン (Arthur Christopher Benson)の詞をつけたもの。1902年発表。『第二の国歌』とも呼ばれ、英国民のお気に入りの曲でもある。
ただ、イングランドが独自の国歌を持とうとすることに対しては、「連合王国」の結束を弱める動きにつながりかねないとの懸念も示されているという。

















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