1/12 慈善団体への寄付金、実際のチャリティ活動に使われているのは半分以下?

 キリスト教徒にとって、クリスマスは施しの時期でもあり、慈善団体に寄付を行った人は少なくなきことだろう。しかし、主要な慈善団体の5つに1つで、実際のチャリティ活動に使われているのは全寄付金の半分以下であることが報告され、物議を醸している。「デイリー・メール」紙が報じた。

 複数の慈善団体と、寄付などの活動に積極的な篤志家との橋渡しを行う機関「The True and Fair Foundation」が5543団体を対象に調査を実施。その結果報告書によると、1000を超える団体で、収入の半分以上が実際のチャリティ活動に使われており、うち300団体は収入の10%以下しかチャリティ活動に使っていないことが判明したという。ちなみに、イングランドとウェールズの5543慈善団体の収入の総額は400億ポンドにも上る。

慈善団体の間で寄付者の情報が出回り、搾取が行われているとして、9月に寄付を募る方法を改めることが求められたばかり。それだけに、今回の報告はより大きな波紋を投げかけた形。国会議員らからも、これらの団体に対し、寄付金を本来の活動に確実に使うことを明確にするようとの声が挙がっている。

しかし一方で、いくつもの団体がこの報告が「正しいものとはいえない」と、反論の声を挙げている。

 ボランティア組織の国立協議会などはこの報告を「誤解を招くもの」とし、「真実でも公正でもない」と批判。他にも、同報告内で取り上げられた慈善団体「British Heart Foundation」は、この報告は事実を歪めているとし、昨年度の決算では1億4700万ポンドの収入のうち78%を活動に使っていると反論。人命を救うための研究と心臓病患者の生活を改善するために使われたと説明している。また高齢者を支援する「Age UK」も「我々がどのように活動しているか、この報告書は正しく伝えていない」と言及しており、2014~15年の収入9010万ポンドのうち90%以上を活動に使ったと主張している。

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