12/24 寄付、株投資、冠婚葬祭…英国国教会の収入はマクドナルド超え!?

 キリスト教の新教(プロテスタント)の一派で、16世紀設立の歴史を持つ英国国教会(Church of England)。その2013年度の収入が14億1000万ポンドで、英スターバックスの3倍以上、英マクドナルドの13億7000万ポンドを上回っていることが発表され、話題を呼んでいる。「デイリー・メール」紙が伝えた。

 収入の内訳としては、半分は信徒からの寄付金によるもので、信徒1人当たりにつき年間700ポンドを支払っている計算になる。また、残りの半分は儀式、結婚式、葬式などの費用や、教会への入場料、ホールの賃貸料、ギフトショップでの売上、また投資によってもたらされる利益からなるという。

 投資について、同教会は67億ポンド余りを運用しており、その中にはロンドンのハイドパーク、タインサイドのメトロセンター・モールなどの土地資産や、1700年代初期に貧しい人々を救うために設立された「アン女王基金」なども含まれる。また、昨年株式投資に運用された金額は3億2500万ポンドに及んだ。

 カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビー氏を始めとする英国国教会の高位聖職者たちは、これまで政府のポリシーと資本主義経済の影響を批判して来たが、それは資本主義社会から得た莫大な収入の前では皮肉に映る。また教会が配布する教書内では、政治家たちに有り余る権力と富を弱者に渡すようにという教えを説いているものの、説得力に欠けるといえる。

 ただ、同教会では、全ての教会にまつわる労働に従事する人々に最低賃金として自給8.25ポンドを支払っており、教会本体への投資は人件費より抑えているという。2013年の収入は14億1000万ポンドであったが、支出は14億2000万ポンドで、トータルでは赤字と報告されている。

 数字を見ると、収入が多いからといって決して教会内部が潤っているわけではないようだ。だが半分は人々の信じる心から成り立っているというべき収入が、果たして適切に使われているのかどうか、より詳細な報告が求められてもおかしくないだろう。

 

 

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