英国でワインを造るなど、一昔前までは嘲笑の対象でしかなかった。はずが、時代は変わった。ワイン王国フランスを代表する老舗のシャンパン・メゾン「テタンジェ(Taittinger)」が、イングランド南東部のケントにある古いりんご園を購入し、スパークリング・ワイン造りに乗り出すという。「デイリー・メール」紙が伝えた。
テタンジェが、英ワイン業者の「Hatch Mansfield」、個人投資家らと共同で立ち上げた事業体「ドメーヌ・エヴァモンド」は、「同地は、高品質なブドウの木を育てるのに理想的な土壌を備えている」とし、シャンパン造りで使用されるブドウ3種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)を植樹することを予定。
5年以内にこの地でスパークリング・ワインを生産する計画で、1年間の生産目標は30万本という。
「ドメーヌ・エヴァモンド」の名は、フランス生まれの詩人、シャルル・ド・サン・テヴェルモンに由来。チャールズ2世の治世に、イングランドでシャンパンの人気を高めるのに貢献した人物とされる。
同社の代表、ピエール・エマニュエル・テタンジェ氏は、「私たちの目的は、英国で最高のワインを造ること。シャンパンや他のスパークリング・ワインと対抗することではない」と話している。
イングランド産スパークリング・ワインは近年、その味において国際的な評価を高めており、専門家からは「テタンジェの決断により、イングランド産ワインの評価はさらに引き上げられた」との声が上がっていることも伝えられた。

















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