12/2 死亡時に臓器を提供するか否か―ウェールズで新しい試み開始

助かるには臓器移植しか道はないといわれたものの、提供者が現れず、息をひきとる患者の数は、英国で年間1000人にも上ると言われている。

この数を少しでも減らすべく、ウェールズで新しい試みが始まった。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。

英国では、今まで、献体を希望した場合に限り、死亡した際に臓器が他者に提供されていた。しかし、ウェールズでは、12月1日より法が改められ、12ヵ月以上、ウェールズに在住している18歳以上の人を対象に、必要書類に「献体を希望しない」ことを記して提出しなければ、『自動的に』献体希望者とみなされることになった。

一部の宗教の信徒からは懸念の声も聞かれているが、臓器移植にかかわる事象に取り組む慈善団体などでは、ウェールズの決断に対して歓迎の意を示し、英国内の他の地域でも同様の法が制定されることを期待しているという。

今のところ、「献体を希望しない」ことを伝える手続きを済ませたのは、対象人口の8%と報じられている。

イングランド、スコットランド、北アイルランドの今後の対応が注目される。

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