映画やテレビドラマのせいか、家の中でも革靴を履いている印象がある英国人だが、実際には家ではスリッパに履き替えてリラックスしている人が多かった。スリッパは1487年の文献に既に登場しており、ヴィクトリア女王の夫アルバート公は、自身の名がつけられたアルバート・スリッパなるものが売りに出されるほど気に入っていたとされ、チャーチル元首相もスリッパ愛好家だったという記録が残っている。
しかしここにきてその売り上げが激減、絶滅が危惧されている。「デイリー・メール」紙が報じた。
スリッパを過去の遺物にしようとしているのは最近、人気のある毛足の長いモコモコカーペットや床暖房。足元が暖かくなったことで家の中では裸足で生活する人が増えて、衣料品小売の「JD Williams」社では前年度と比べてスリッパの売り上げが7割以上も下がっていると悲鳴をあげている。同社ではツイッターなどを駆使して英国伝統の室内履き保存の運動を展開中だが、世間の反応はスリッパほど温かくないようだ。

















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