保存・管理技術の発達のおかげというと、皮肉に聞こえてしまいそうだが、大手スーパー・チェーンの鮮魚について調べたところ、約3分の1の魚が、捕獲されてからスーパーで売られるまでに12日から15日も経ていることが明らかになった。「デイリー・メール」紙が報じた。
代表的な英国料理のひとつとして、フィッシュ&チップスが挙げられるのをみても分かるように、英国人も魚をよく食べる。タラ(cod)、ツノガレイ(plaice)、サバ(mackerel)、コダラ(haddock)など、英国人が好む魚はかなり限られているとはいえ、各スーパーマーケットで必ず販売されているので、魚を食べたくなったときにはありがたい。
さて、スーパーに出向いて「新鮮(fresh)」とある魚を見て、どのくらい新しいか考えたことがおありだろうか。魚研究家のリチャード・チヴァーズ氏が、大手スーパーのテスコ、セインズベリーズ、アズダ、モリソンズ、そして独立系の鮮魚販売店で販売されている14種の魚について調べた結果、3分の1は、水揚げされてから商品棚に並ぶまで12日~15日たっていることが明らかになったという。
例えばセインズベリーでは、タラとツノガレイは水揚げから12日~15日たっており、味は「まったく風味なし」「落胆する味」。サバは9日~12日で「なんとか容認できる味」という結果だった。
アズダもタラとサバは12日~15日で、「味なし」「ほとんど味なし」だったが、コダラのみ6日~9日で「品質良し」と『診断』された。一方、テスコではタラとコダラは、9日~12日で「ほとんど味なし」「風味に乏しい」と評されたが、サバは6日~9日で「品質良し」だった。
また、モリソンズのタラは12日~15日で「風味がない」状態だったものの、コダラとサバはともに6日~9日で「品質良し」と分類された。
スーパーそれぞれに『事情』はあるようで説明を試みているが、いずれにせよ、水揚げから何日たった魚かを消費者が知る手立てがないことが問題といえる。スーパーに「新鮮な」魚を求めるのはなかなか容易なことではなさそうだ。

















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