11/4 「ポピーゲート」事件―キャメロン首相のおかした失態とは?

写真あり

英国で11月11日は、第一次世界大戦が終結(連合国とドイツが停戦協定を締結)したことを記念する「リメンバランス・デーRemembrance Day」と定められている。毎年、この日に最も近い日曜日(11月の第2日曜日)を「リメンバランス・サンデー」として、各地で追悼式典が行われるが、この日が近づくと、英国各地で募金運動も展開される。日本の「赤い羽根」を連想させるが、ここ英国では、人々が胸につけるのはポピー(ケシの花)。

激戦地となった欧州大陸の西部戦線では、戦争により荒地となった一帯に咲いたのは、血のように赤いポピーのみだったという。いつしかポピーは戦争で失われた尊い命を忘れないためのシンボルとなり、現在では、退役軍人や戦死者家族への支援金を募るため、「ポピー・アピール(Poppy Appeal)」と呼ばれるチャリティ活動が行われるに至っている。

政治家や著名人、テレビ出演者たちは、このポピーを胸につけずにいると、一斉に非難を受けることから、神経質にならざるを得ないのが実情。

そのような中、首相官邸の公式ホームページ上で行われた『写真修正作業』が物議を醸したことを「メトロ」紙が伝えた(写真は「メトロ」紙より)。

問題となったのは、キャメロン首相の写真。それまで、ポピーを着用していなかったにもかかわらず=上段の写真右側、突然、ポピーを着用した姿に『変身』=同左側。ポピーのサイズが実際のものと異なる、あまりにデジタル加工したことがあからさま過ぎるなど、批判が相次いだことから、官邸サイドはこの写真をすぐに削除。かわりに、ポピーを実際に着用して、にっこりと微笑む首相の最新の写真に差し替えられたという。

この1件に、ネット民たちが即座に反応を示し、インターネット上には、この失態をジョークにした様々な画像が出回るに至っている=下段の写真。メディアも「ポピーゲート」として、大きく報道。首相は「リメンバランス・サンデー」まで、許してもらえなさそうだ。

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