ロンドンに数ある、英国の象徴的建造物のなかでも最も「絵になる」もののひとつ、ビッグ・ベン。国会議事堂にある時計塔だが、今にも針が落ちそうなほど老朽化しているとして、緊急修復工事にゴーサインが出された。少なくとも4ヵ月、時計が止まると説明されているが、観光客ががっかりするのは言うまでもなく、英公共放送「BBC」でも対応を迫られる。というのも、一部のラジオ放送などで、時報としてビッグ・ベンの鐘の音をライブで放送するのが恒例であるためで、それを電子音に変えざるを得なくなりそうだ。「デイリー・テレグラフ」紙が報じている。
2007年に行われた修復工事では時計は6週間止まったが、その時BBCは時報に電子音を採用。今回も同様の対応をするしかないものと見られている。
ひび割れた天井や欠けた石壁、バランスを失った時計の振り子など、多くの問題を抱えるビッグ・ベンの修理には、複数のプランが提案されたが、コスト・効率ともに一番と判断された案の総額は2920万ポンド。4面ある時計板をひとつずつ修理することになる可能性が高いが、工事には4ヵ月かかるといい、これはビッグ・ベンの156年の歴史の中でも最長の停止期間となる(第一次世界大戦中に2年間、「沈黙」した期間は除く)。
修理は急を要する。もし時計の針が落ちてしまう事態となると、工事には足場が必要となるため、期間は1年かかるという。
議会は「まだ最終的な決断には至っていない」としているが、手遅れになる前に何とかしてほしいものだ。

















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