子どもを持つ母親にとって、日常のストレスや疲れにどう対処するかは大きな問題だが、最近はそれを飲酒で紛らわせようとする人が少なくないことが判明。英国では、子どもたちを学校や保育園から家に連れて帰った後の「おやつの時間」に、紅茶ではなくワインを飲む母親たちが増加しているという。この習慣は、様々な問題を引き起こす恐れがあるとして、専門家らが警鐘を鳴らしている。「デイリー・メール」紙が報じた。
アルコール依存症治療に携わる慈善団体「Alcohol Concern」の成人1250人を対象にした調査で、子どもがいる人はいない人に比べて、飲酒に「依存がち」である割合が2倍に高まるという結果が出た。
また「安全」とされる量の飲酒にとどまっているグループでは子どもがいる人の割合は26%だが、「危険」とされる量の飲酒を行っているグループでは29%、飲酒量が「害がある」とされるグループでは44%、「おそらく依存している」グループの中では54%と、飲酒への依存度が高くなるにつれて、子どもを持つ人の割合が高くなることが分かった。さらに、アルコール依存症の半数近くは高学歴者であること、また、特に若い母親に過剰な飲酒をする人が増えている傾向なども明らかになった。
同調査に関わった専門家らは、「子どもの学校が終わった3時半頃に、お茶を入れる代わりにワインボトルを開ける習慣が一部の母親たちの間で急速に広がっている」と分析し、リラックスするために早い時間から飲酒に走る母親たちが直面する問題を列挙。アルコール依存症の他に、母親がそのように飲酒するのを見て、子どもがリラックスするために飲酒することが『普通』だと思って育ってしまう危険性も指摘されている。
また、アルコール製品のメーカーを広告主とするテレビ番組や、アルコールの大量購入を推し進めるスーパーの販売戦略が、女性のアルコール摂取を『推奨』する環境を作り出しているという見方もなされている。
現在、成人女性の1日の摂取酒量は3ユニット以内(ワインではグラス1・5杯が目安)にするべきとされている。育児でのストレスをアルコールに頼らず解消する道を探すのが緊急課題といえそうだ。

















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