約20年前に「水中出産」が登場したとき、懐疑的なまなざしを向けた人は少なくなかったものの、今日では、NHS(英国民医療サービス)の各地域で、水中出産を選択できる病院が必ずあるというほど定着した。この水中出産の登場時を思い出させる、斬新な出産法が流行中だという。「デイリー・メール」紙が報じた。
日本でもすでに「催眠出産(hypnobirthing)」という言葉が聞かれるようになっているが、英国で注目され始めたのはここ3~4年ほど。例えばイングランド東部のコルチェスターでNHSが催眠眠出産を学ぶ妊婦向けの「コース」を2012年に設けたときは、年間で受講者は48人に過ぎなかったが、現在は20倍に増加。今年の受講者は960人程度になると見込まれている。
同地域で助産婦をつとめるテリー・ガヴィン・ジョーンズさんは、「あと10年もすれば(催眠出産は)『標準』的な出産法になるのでは」とコメントしている。
イングランド中部、ウルヴァハンプトンでも5年前から催眠出産に着目。催眠出産の「コース」の受講者は3倍に増え、約5%の妊婦が催眠出産を選択している計算になるという。
催眠出産は、「そもそも、出産はひどい痛みを伴うものという概念は自然に反している」という考えを前提に、自己暗示をかけ、呼吸法などをまじえながら、リラックスしてお産をスムーズに行うことを目指す出産法。経験者のひとりは、「確かに知覚的に大きな何かは感じたが、『痛み』ではなかった」と説明するなど、経験者たちの絶賛の声が口コミで広がり、受講者の増加につながっていると指摘されている。
地元のNHS系の病院で、催眠出産のコースが用意されていない場合、私立クリニックで、5回のセッションからなるコース(費用は300ポンド程度)を受けることも可能という。

















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