女性は男性より平均寿命が長い傾向にあるが、英国では近年その差が縮まってきていることが明らかになった。女性が男性と肩を並べて働くことが一般的となり、仕事場と家庭の両方で強いストレスにさらされるようになるなど、生活環境が変化したこと一因と見られている。「デイリー・メール」紙が伝えた。
英国家統計局(ONS)によると、イングランドとウェールズにおける、男性の平均寿命は、今や世界最高レベルに届こうとしており、さらに伸びることが予想されている。一方、女性の平均寿命は1980年から男性に比べて伸び悩んでおり、その差は縮まるばかりという。
また、米国、日本、オーストラリアを含む7ヵ国の平均寿命と比較すると、英男性はアイスランド、日本、オーストラリアに次ぐ順位。しかし、英女性については米国に続いて2番目に短いという結果となった。
これらの結果は、ONSが9月1日に発表した人口統計によって明らかにされたもので、同統計ではヴィクトリア朝初期(1838年の平均寿命は男性39・31歳、女性41・85歳)から2012年までのデータが公開されている。1912年には男女の平均寿命の差は4年以下であったが、第一次世界大戦後から広がり始め、1972年には最大の6・25歳差となった。
82年から差は再び減少し、2012年には男性は78・97歳、女性82・80歳の3・83歳差にまで下がり、100年前と同レベルの水準になったと報告されている。
ONSは、この結果の背景には、女性が高い教育を受け、男性同様の働き手として社会に参入するようになったこと、仕事と育児を両立するために、ストレスの多い毎日を送るようになったことなどがあると見られている。さらに女性のあいだで喫煙、飲酒が増えたことも、寿命の伸びを鈍くしているとされている。
一方で男性の寿命が伸びているのには、医療の進歩だけでなく、肉体的にきつい、あるいは危険な仕事に従事するケースが減っていることが要因として挙げられている。

















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