9/2 ノンアルコール世代の台頭!? 若者の4人に1人が飲酒せず

 飲んで騒ぐのは若さの象徴と見なされてきたが、近頃はその風潮に大きな変化がみられているという。アルコールをまったく口にしない若年層の数が過去8年で40%増加。禁酒主義が25歳以下の若者世代の間で広まっていることが明らかになった。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。

 英国家統計局(ONS)の報告によると、25歳以下の4人に1人余りがまったく飲酒せず、泥酔する若者の数も減少傾向にあるという。さらに、英国でもっとも民族的多様性に富み、若い世代人口を有するロンドンに至っては、なんと3人に1人が禁酒主義者であることも分かった。

 絶対禁酒主義者といえば19世紀のメソジズト派キリスト教徒や救世軍といったプロテスタント教徒が想起されるが、現代の禁酒主義の高まりの一因として、国内におけるイスラム教徒の増加があるという。しかし、こうした宗教的理由は主要因とはいえず、若者世代が前世代に比べ、高騰する学費や不況など厳しい現実に直面していることが、全体的に禁欲的で質素倹約の傾向につながっているとONSの報告では分析されている。

 毎日飲酒する若者も10年前の調査では10人に1人の割合だったのが、現在では50人に1人と大幅に減少。前回の調査では老年世代が主なノンアルコール世代だったが、いまや若年層との差はわずかなものになりつつあることも判明。加えて、同調査では40代~60代の男性世代のアルコール離れも浮き彫りになった。10年前に比べてアルコールを口にしない人の数は38%も増加したという。一方、女性の方が禁酒者の割合が多いことには変わりはないものの、65歳以上の女性だけは例外で、禁酒する人は2005年に比べ16%減っていることが報告されている。

 ただ、アルコールと健康の問題を扱う研究機関「アルコール・ヘルス・アライアンスUK」の代表であるイアン・ギルモア教授は、一連の数字を歓迎しつつも、自己申告に基づく調査データは信憑性に欠けると指摘している。

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