パブでしこたまパイントビールを流し込んだ後、英国人が流れ着く先といえば大抵がインド料理店。今や英国人の食文化ともなった感のある「パブのちカレー」のお楽しみルーティーンだが、現在英国に1万2000軒ほどあるとされるインド料理店の約3分の1が近い将来、閉店に追い込まれる危機に瀕しているという。「メトロ」紙が報じた。
ビールメーカー「コブラ」社の調査で、英国では現在、毎週平均2軒のインド料理店が廃業していることが判明。その理由は1970年代にバングラデシュやパキスタンから移住してきたシェフたちが高齢となり、後継者を育成せずに引退。そのため調理技術を持つシェフが圧倒的に不足し始めているためだという。
英政府は現在、労働許可証の発行を厳しく制限。例えば、EU圏以外から雇用する場合のシェフ職の最低年棒を29,570ポンドに設定しており、これは、インド料理業界の平均より5,000ポンドも高い。これがレストランオーナーの重荷になっていると説明されている。
通常、インド料理の世界では一人前のシェフとなるのに最低7年は必要とされ、英国人やポーランド、チェコ人などのシェフ育成も全くうまく行っていないという。政府は「EU圏以外からのシェフも歓迎するが、まずは国内にいる人材の活用をお願いしたい」と役所ならではの退屈なコメントを寄せている。

















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