青い海をバックにゆうゆうと飛び交う白いカモメ―海辺の景色には欠かせない、象徴ともいえるカモメだが、英国では最近カモメによる被害が大きな問題となりつつある。各メディアが伝えている。
英国で一般的に見かけるのは「herring gull(日本名:セグロカモメ)」と呼ばれるカモメだが、人や小型のペットなどを攻撃する事件が相次いで報告されている。
このカモメは、ヨーロッパに広く分布する種類で、翼を広げると成鳥で1・2~1・6メートル、体長60~67センチ、重さは約1・5キロにもなる。非常に縄張り意識が強く、成鳥はヒナを守るためにきわめて攻撃的になるという。また雑食性でもあり、小型の鳥を丸呑みする姿も捉えられている。
イングランド西部のコーンウォールでは、ソーセージロール(スナックの一種)を食べようとしていた4歳の少年が、このスナックを狙ったカモメのくちばしで、指を失いそうになるほどの傷を負うという事件が起きた。また、同じくコーンウォールでは、ある家で飼われていたペットの小型テリア犬がカモメに襲われて頭に重傷を負い、安楽死させざるを得なかったというケースもあった。
各自治体では、カモメ対策に様々な試みを行っているが、十分というにはほど遠いのが現状。例えばイングランド西部のデヴォンでは、カモメを追い払うために、7月末まで週に3回タカが放たれている。
加えて、エクスマス、シドマス、デヴォンのシートンの自治体はカモメの繁殖を防ぐために1万5千ポンドを費やしたことも明らかになった。
しかし、英国ではカモメは法律で保護されている。過去30年間で約半数に減少したカモメは、2009年に早急な保護が必要だとして最重要保護動物に指定された。現在でも、巣や卵を処分するのは違法とされている。
一部の宗教では人々に「野生の生き物にはエサをやるように」と推奨しており、この教えを理由にカモメへの餌やり禁止に反対する声が上がるなど、カモメへの対処を巡る議論は過熱しつつある。ただ、決定的な策はとれていない。
デイヴィッド・キャメロン首相は、カモメの処分が必要か否かも含めて、「真面目な話し合い」が必要だと述べ、カモメの被害について送球に対抗策を考える意向を示している。

















![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』