税金から拠出されている外国援助金が、不適当なものに使われているとして、外務大臣のフィリップ・ハモンド氏は、援助金の使い道を厳しく監督するように指示した。「デイリー・メール」紙が報じた。
昨年の援助金3億ポンドについて、援助対象の国々で予想外の使われ方をしていることが判明したのをうけ、ハモンド外相は援助金が「正しく」使われているか確かめるべく、今後は報告を課す意向。
予想外の使われ方として挙げられているのは次の例。▼ハイチではハムレット観劇のチケットに2000ポンド余りを支出(英国の文化を広めるため)▼エチオピアではゲームショーに1万3000ポンドを支出(テーマは英国とエチオピアの関係に特化)▼マダガスカルでは絶滅危惧種の魚のパートナーを探すのに3400ポンド▼ヨルダンでは運転中のポイ捨て禁止の推進運動に7000ポンド▼ラオスではフェイスブック活用レッスンに970ポンド▼ボリビアでは世界的な自動車ラリー競技大会であるダカールラリーに際し、地球温暖化に影響する二酸化炭素の輩出量を測るために1万3500ポンドが、それぞれ支出されるか、予算が組まれていた。
アイルランド出身のロックバンド「U2」のリードボーカル、ボノさんによって設立された海外支援キャンペーン団体「ONE」のダイアン・シアード氏は「英国の外国援助金は貧困を軽減するために使われるべき」と強い批判の姿勢を見せている。
3月に英国政府は年間歳入のうち0.7%を外国援助に費やす議案を採択したばかり。英外務省は援助金の使用報告書提出を求めた上で「援助金は、世界に繁栄と安定を広めるのが目的。納税者に見せられない使い道については厳しく対応する」とコメントしている。

















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