中世の時代にはその貴重さから通貨の代わりとしても使われたというこしょう。やがて世界各地で生産されるようになり、近年では値段も落ち着いていたが、ここにきて異常とも言える高騰が続いているという。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
世界最大のこしょう生産地はベトナムで今年度の卸値はキロ当たり£7.65。前年と比べると40%も値上がりしており、5年前と比べると310%の高騰ぶりだという(市場調査機関「Mintec」調べ)。
価格上昇の原因の第一はこしょうを大量に消費する地域の台頭で、この10年でこしょうの消費量は中国で2倍、東南アジア諸国では4倍に膨れ上がったと報じられている。
これに加え、もともと消費量の多かったヨーロッパ諸国でも15%、北米では45%と消費が拡大。これは世界の人々が肉料理などに、より一層風味を求めるようになってきたためと言われている。今はまだ販売店では価格上昇分を販売価格に転嫁せずにいる状況だが、遅かれ早かれ値上げが始まることは避けられないようだ。

















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