英国では店内で一切音楽を流さない高級レストランが多い。食器の触れ合う音や客の話し声しかしない店内に初めは戸惑う日本人も多いが、押しつけがましい音楽がないというのも案外いいものだ。ところがこの度、音楽を聴きながら食事をすると、食事がより美味しく感じられているという驚きの研究結果が報告された。「デイリー・メール」紙が報じた。
研究を主導したオックスフォード大学のチャールズ・スペンス教授(心理学)によると、音楽も一つの「調味料」と言え、例えばフレンチ料理を食べる時はフランスの音楽、イタリア料理ならイタリアの楽曲など、食と音が同一国であるというのが一番食事を美味しく感じさせる効果があるという。これはドイツ、ギリシャ、スペインの料理で実験した場合も同様だったと報告されている。
また、クラシック音楽はワインをより高級な味わいにアップグレードさせるという。さらにスローな音楽を聴いているあいだは味覚に余韻が長く残るが、アップテンポの曲では逆のことが起こりやすく、低音パートが長く続く曲は食べ物を苦く感じさせると説明されている。
同教授は、「人は食べ物の味を舌ではなく、脳で感じている。味覚とは経験値であり、音楽という調味料が食べ物の味に影響を与えることは何ら不思議なことではない」と語っている。

















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