イングランド南西部、サマセットのグラストンベリー近郊にある、シャプウィック・ヒース貯水湖は、イングランドでしばしば見かける、ありふれた貯水湖で、ふだんはひっそりと静まりかえっている。ところが、この週末、1000人ともいわれる来訪者が三脚付きのカメラや双眼鏡を手に押し寄せ=写真(「デイリー・メール」紙より)、話題を呼んだことを「デイリー・メール」紙が報じた。
この大量の来訪者のおめあては、1羽の鳥。イングランドから約6400キロも離れたカナダやアラスカを生息地とする、「アメリカオグロシギ(Hudsonian Godwit)」が飛来したのを目ざとくみつけた野鳥愛好家がおり、この噂はあっというまに拡散。英国各地から、この鳥をひとめ見ようと、野鳥愛好家たちが続々と集まり、一帯は騒然となったという。
ここ30年ほどで、この鳥がイングランドで確認されるのはわずか3度目とされ、野鳥愛好家たちの興奮ぶりには驚くばかりだが、当のアメリカオグロシギにとっては、そのような喧騒はどこ吹く風。長いくちばしで、エサ探しに集中する姿が認められた=写真右すみ。
ちなみにアメリカオグロシギは、冬は南米で過ごすとされ、そこからカナダやアラスカに戻る際に、体内コンパスが狂うなどして、イングランドまで飛来したのではないかと見られているという。
無事に故郷にもどれることを祈りたい。


















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